1990-12-04 第119回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
昨日発表になった十一月中旬の輸入原油のCIF価格を見ても、依然として石油会社は先取り値上げがあるという実態が出ているわけですけれども、通産省の予測でも原油価格は低下傾向にあると思うわけですね。したがって、十二月に予想される仕切り価格の改定では値下げ指導が不可欠であろうかと思うわけです。
昨日発表になった十一月中旬の輸入原油のCIF価格を見ても、依然として石油会社は先取り値上げがあるという実態が出ているわけですけれども、通産省の予測でも原油価格は低下傾向にあると思うわけですね。したがって、十二月に予想される仕切り価格の改定では値下げ指導が不可欠であろうかと思うわけです。
この値上げの案件、やみカルテルの案件というものは、消費税の導入の前に行われた、私どもは先取り値上げと言っておりますが、そういう案件でございます。そして、消費税が実施されたつまり四月一日以降でございますけれども、便乗値上げのカルテルは私どもは顕在化してないと、こう考えております。
それでもう一つ、私どもが、便乗値上げといいますか先取り値上げといいますか、その点について注意いたしましたことは、価格というものは市場の動向によって決まるのは公式論でございますが、市場の状況によりますと一たん値上がりしたものはなかなか動かないというようなことが起こる場合がありますから、こういう事態がございますときにまできるだけ早く調べてできるだけ早く措置をするというような方針で進んできたわけでございます
調査した件数は今までに大体六十四件、うち処理したのが五十四件、調査中が十件ということになっておりますが、これらの事案は、大体消費税実施前の先取り値上げカルテルに関するものでございます。消費税が実施された四月一日以降のいわゆる便乗値上げにつきましては、今のところ余り顕在化していないというふうに思われますが、そのようなカルテルを発見した場合には早急に対処したいと考えておるところでございます。
――既に三月ごろから先取り値上げ、実質は便乗的な値上げではないかというようなものがいろいろ指摘されておりましたし、特に四月になりましてからは、経済企画庁に設けてあります相談苦情受付窓口、物価ダイヤルと申しておりますが、それから地方公共団体等にそれぞれ相談窓口を設けてございます。大変な数の相談等の苦情がございまして、そのうち三割強は便乗値上げではないかという質問あるいは苦情でございました。
消費税の導入をあしたに控えて、便乗値上げとか先取り値上げというものが目立ってきたという声をよく耳にするわけであります。経済企画庁あるいは公正取引委員会は、この便乗値上げ、価格カルテルを監視すると言っておられますけれども、幾らの値上げたったら便乗値上げとみなすのか。
それに先ほど大臣が強調された先取り値上げということを重ねますと三重、四重のこれは負担になるということで、多摩ニュータウンに住んでおられる方は非常に問題じゃないかということで指摘をしておられます。
私鉄先取り値上げ申請利用者は「不満です」」「「約束」積み残し心配」「混雑緩和 〝先取り値上げ〟 実現は九年も先のことなのに」、こういう新旧各紙の主張があります。 それから、読者からは「説得力がない私鉄の値上げ」「筋が通らない私鉄の値上げ」、特に八十歳の方が「今の乗客が十年先も同じく乗客であるとは神様だって請け負わぬだろう。」こういう表現をしておられるわけであります。
そこで、申請理由は電力の値上げ等によりまして五十六年度は赤字となるとの予想に基づいた先取り値上げの申請であるというふうに見れるわけでございます。そこで、申請後に発表されました五十五年度の上半期の中間決算でも京成を除いて経常利益を計上をしておるわけでございます。五十五年度の決算見通しをまず最初に明らかにしていただきたいと思います。
そうしないと、長官がいろいろな場で便乗値上げ許さないんだ、先取り値上げは許さないんだとおっしゃっても、一番大きな権力を持っておるところが、寡占体制にあるところがそんなことをやったら私は大変なことになる。えらくても、少なくともこの四月五月ごろまでがまんしてくれれば先は明るい見通しが出ると、こういうふうに長官おっしゃっているわけでしょう。その時期だけお互いがまんしようと言っておるわけでしょう。
○竹田四郎君 そうなりますと、大きなメーカーは力があるからいいけれども小さなところは先取り値上げの犠牲になると、私はこういうふうになるんじゃないかと思いますね。現にその他の鉄鋼三社もこれに同調をして、まあ数字がこちょこちょっと違うだけでほとんど同じであります。むしろ——総理、どうですか。
○竹田四郎君 これは世間では先取り値上げだと、電力料金もまだ決まっていないのに電力料金が上がるからこれだけ上げる——将来上がるだろうということはいいと思う。具体的に金額まで示して、これだけ上がりますから上げますよということを、しかも日本の一番大きい、しかも世界的に一番大きいと言われる新日鐵がこういうことをやるということは、これは通産大臣どういうように思いますか、行為として。通産大臣がどう思うか。
○長田委員 そうしますと、あなたの理論ですと、便乗値上げも先取り値上げも何も調査できないじゃありませんか。 〔委員長退席、松浦委員長代理着席〕
第二には、石油価格の上昇を野放しにし、先取り値上げを助長させ、第三には、弱者をねらい撃ちにした一般消費税を初め大衆増税強行の姿勢であります。 第四は、靖国神社公式参拝や元号法制化など、反動化路線の強行であり、第五には、日韓間の重大な問題であった金大中氏の原状回復の基本的な権利をみずから踏みつぶし、朴ファッショ政権との一体化関係を一層緊密化し、日韓軍事協力体制の強化を図っていることであります。
そこで、末端の小売価格になりますと、小売の店数が非常に多いわけでございますので、これは業界団体、全国の石油の小売商団体等に対して、便乗値上げとか不当な先取り値上げ等についての自粛要請を従来からしておるわけでございまして、そういう形でこれからもその徹底を図っていくという方向ではないかと思いますし、また、その末端で非常に目に余るものがあれば、それに対して手を打つということでやっていきたいと思っておるわけでございます
〔武部委員長代理退席、委員長着席〕 石油業界自身が先取り値上げ、便乗値上げ、こういうことをする可能性が非常に強いというふうに思わざるを得ないわけなんです。
そういう点であるいは先取り値上げのおそれもあったわけでありますから、そういう点ではひとつ、原則的には自由価格かもしれませんが、物価等の面で考慮して適正な措置をとってもらいたい、こう思います。 それから、今度のイラン石油の問題でアラビア石油の増産が非常な大きな寄与をしておったと思うのです。
だから、言ってみれば今度の値上げの特徴は、まさにいま火がついているからというのではなくて、たとえば朝日新聞はこの点について、まさに先取り値上げの感が強いというように指摘をいたしましたが、前回と違って、まさにそういう意味での先取り値上げという、そういう特徴がある。この点については、運輸省としてはこういうことを許すかどうかについて厳格な審査をしてもらわねばならぬ。
私は、長期安定という名のもとの先取り値上げは反対です。政府や企業に対する国民の不信感のあるときこそ、原価算定期間を一年にし、一年ごとに査定と対比させた実績の公開によって、どうしてもやむを得ない場合には消費者も納得のいく値上げに踏み切ってください。
そうしますと、国民に対しては結局その設備の先取り値上げということで、このインフレと不況の中で苦しまなければならないというふうになるわけで、加藤参考人から幾たびかいろいろ話を聞きましたけれども、どうもやはり納得できませんので、その点について水野参考人から、これは当面東電が値上げ申請をしておりますから、ぜひ納得のいくような説明をしていただきたいというのが一点です。
ただ、いままでの経過からしても、たとえば四十八年の石油ショックのときの便乗先取り値上げ、これは目に余るものがありました。石油元売り会社全体で一カ月にわれわれの計算でも約三百億円近いぬれ手にアワ、こういうものをやった。
どもとしましてもビール会社に対しまして、コストアップ分は極力企業努力で吸収して値上げを回避するようにということを要請してまいったわけでございますが、御承知のような状況で会社の経営も非常に苦しくなりまして、現在のままではとうてい経営が維持できない、こういうことで今回の値上げが行われたわけでございまして、これは私どもは、いわゆるコストアップによるやむを得ないものだ、このように認識しておりまして、便乗先取り値上げ
あれにかからない場合には行政上の強力な措置ということになろうかと思うのですけれども、繰り返しになりますけれども、石油危機を契機としたあの前後の軒並みの便乗あるいは先取り値上げ。最近の物価動向を見ましても、大企業製品の値上げが非常に顕著になっておる、卸売物価もまた続騰に走っておるという状況が、昨今実際に出ておると思うのですね。